空は昼の日の目に憧れて
夜は昇る朝日に擦り寄った
心地よさの場末と、辺鄙な善意が混ざり合う
空高い壁を小鳥たちは舞った
もし君が底にいて
全ての人に置き去りにされたとしても
もし君が心を削いで
全ての人を置き去りにしたとしても
自分の曲を最後にそのまま時が流れても
それはどこかで終わった夢の中
言われなくても知った
いつまでも知った過去に縋る
未来のない未来に願う
影は滲んだら濃くなって、影は滲んでも濃くなった
雪に歩く
それは夢か夢のような話
どこかにあった昔話
記憶に遡られる今日の話
雪の夜
それは他でもなく明かりのない夜
今日がいつもより良い日
自分の台詞を最後にそのまま時が流れても
全ての人に忘れられた今日でも、ぼやけた未来も
空高い雲も君となら大空で越える